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6月5日 メッセージより

2022/06/06(月)
2022年6月5日 聖霊降臨日(ペンテコステ)礼拝メッセージ「I will be back」より
岡嶋千宙伝道師
聖書 ヨハネによる福音書 14章15-18、 25-27節
 「最後の晩餐」の席において、弟子の一人による裏切りを含めて、これから起こることを伝える中で、イエスは「弁護者/真理の霊が弟子たちと共にあり続ける」と語りました。13章から17章まで続くイエスの語り/祈りの言葉を踏まえると、ここで語られる「聖霊」とは、弟子たちが、そして弟子たちを通してイエスを信じることになる後の世代の信仰者たちが、「一つとなる」関係、各々が「内にある」関係の中に生きることを可能にする存在として考えることができます。聖霊の働きを通して、一人ひとりが内面を含めた全人格的な交わりの中に、それぞれに特色を持ったままで、共に生きることができるようになるのです。
 それは、将来への約束として語られるだけではありません。17節「あなたがたはこの霊を知っている。この霊があなたがたのもとにいる」。18節「わたしはあなたがたのところに戻って来る」。27節「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える」。過去でも、将来でもなく、現在のこととして語られる聖霊の動き/働き。イエスは、聖霊の働きを、今まさしく起こっていること、このときに与えられていることとして語るのです。さらに、この聖霊の働きにおいては、誰一人排除されることはありません。一人ひとりのそばに、特に、この世での歩みにおいて、苦しみや悲しみの中にある人、困難に直面している人、声を消されている人、弱い立場に追いやられた人、そんな人たちのそばに、弁護者たる聖霊がいて、イエスを思い起こし、関係を築いてくれるのです。
 わたしは、イエスをキリストとして信じる者たちの集まりである教会は、そのような関係を一人ひとりが持つことができる場なのだと信じています。そうであるようにと、イエスの思いが込められた大切なコミュニティなのだと信じています。教会は、人々の間に出向いていく必要があるのでしょう。そして、人々に、今ある関係に疲れ果て、絶望している人たちに、弁護者たる聖霊が伝えるイエスのメッセージを、語っていく必要があるのでしょう。イエスは、わたしたちのもとに、わたしたちのそばに、わたしたちの内に、戻ってきています。そのイエスが語る福音のメッセージを、隣人に伝えに参りましょう。

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