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2月11日 メッセージより

2024/02/15(木)

2024年2月11日 関西労伝デイ講壇交換礼拝メッセージ

「恵みに生かされ」より

大阪大道教会・鈴木貴博牧師

聖書  ヨハネによる福音書 6章 1-15節

 イエスが天に祈り、5つのパンと2匹の魚を分けたところ、5千人以上の人が食べ満腹することができました。しかも食べ残したパンくずを集めると、なお12のかごが一杯になったのです。常識では到底信じられない出来事です。ではこの、すぐには信じられない奇跡の物語は、私達に何を伝えているでしょうか。

 この奇跡が伝えていることは、まずイエスの恵みの豊かさです。さらにこの奇跡をもたらしたのは、共に分かち合おうとする愛だと言うこと、つまりイエスの恵み豊かさと、それを分かち合おうとする愛が、奇跡を生んだということです。その愛が人々の間に広がった。私達はこの奇跡をそのような出来事として受け止めるべきなのです。

 弟子達のように「パンが5つしかない。しかし、食べる人は5千人いる。とても無理だ」と諦めることはたやすいことです。そして出し惜しみをしてしまうならば、皆飢えてしまいます。私達があくまでその常識の世界の中にとどまり続け、諦めてしまうなら、この世は決して変わりません。しかし、それとは逆に、食べる人が5千人いる。しかし、パンは5つしかない。何とかしなければ!」皆がそう思う時、世界は変わります。一人一人の力はわずかでも、一人一人が動けば奇跡は起こるのです。イエスの愛は私達にそう教えて下さっています。ならば、ここで示された奇跡を通して主は、私達にも分かち合うこと、助け合うことの貴さと、その喜びを教えていないでしょうか。私達の命が恵みによって与えられたものならば、私達の命を生かすものも、すべて恵みによって与えられたものはずです。そのことを信じ、主にならって私達が恵みと愛を分かち合うならば、今、私達の世界にも奇跡は起こり得ます。

 五千人の供食の奇跡は、今なお主の恵みに生かされた者として、私達がこれからも奇跡を諦めること無く、希望を抱いて歩んでゆくべきことを教えてくれています。

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