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12月27日 礼拝より

2020/12/27(日)
2020年12月27日 歳末礼拝 ドラマティック・リーディング(朗読劇)「老証人たちの賛歌」より
(聖書:ルカによる福音書 1:5-2:38)
 イエス・キリストの誕生を待ち望むアドベント(待降節)を経て、先週がイエス様のご降誕を祝うクリスマス礼拝でした。今は「降誕節」です。イエス様がこの世界に、人間として来られたことの意味、イエス様とはどのような方だったのかを、を深く思い、歳末礼拝を行います。
 『ルカによる福音書』に記されているクリスマスの物語には、若いマリアとヨセフ夫婦、そして赤ちゃんイエス様という3人の小さな家族を挟み込むように、歳を重ねた4人の証言者が登場します。洗礼者ヨハネの両親であるザカリアとエリサベト、そしてイエス様の誕生の後に語る2人の預言者シメオンとアンナです。この4人の証言に注目する時、不思議に彼らの中心にいる幼子イエス様が浮かび上がってきます。それはちょうど4人の老証人たちが、それぞれの明かりをかざして、私たちにイエス様の姿をハッキリと映してくれているかのようです。
 子どもが与えられないまま年を重ねたザカリアとエリサベトの老夫婦に、み使いが現れて洗礼者ヨハネの誕生を告げました。エリサベトのように、またイエス様の母マリアのように、私たちも神様が告げられたことを、信頼をもって受け止め、歩み出す者へと変えられていきましょう。もちろん、この目に見える世界や私たち自身の中に、希望や可能性をかけらも見出せない時もあります。しかし、神様の力はそこにこそ働かれます。預言者シメオンやアンナのように、待ち望んで来た者、求めて来た者を神様は決して見捨てられません。長い間の忍耐を顧み、それぞれの想いを知っていてくださいます。私たちは自分の思いに頼り、つまずきやすい者ですが、神様はそのような私たちを導き、神様に信頼して歩みを起こす者へと変えて下さいます。
 神様は長い時間をかけて、このクリスマスに、驚くべき方法で、私たちに喜びと慰め、希望を与えてくださいました。神様を離れ、帰るべき場所を失った私たちが、もう一度神様と出会い直すために、その独り子が送られました。神様が人間となったクリスマス。イエス様は人間になり、そして今、私たちはそのイエス様の中に生かされています。
 今年は、新しい病気に世界中が振り回された一年でした。医療・介護従事者の緊張と奮闘は今も続いています。年末年始も親しい人たちと集うことができません。多くの課題があります。しかし、そのような中にあっても、いつも共にいてくださる神様と共に、私たちは歩みを進めていきます。

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